バイオ関連のデータ解析を支援し、日本のライフサイエンス研究開発をリードします。また、生物データの解析に特化した人材・技術を育成し、ヘルスケア分野におけるデジタルビジネスをアクセラレートします。
多くのデータを出力する実験機器が増え、ライフサイエンスにおけるデータ解析の重要性と複雑さは増え続けています。情報解析技術も進歩し、多様な解析ツールが開発される一方で、実際に生物を扱って研究・開発をしている研究者の目的を情報技術を用いて達成するための方法論が置き去りにされてきました。その結果、データを解析受託サービスを受けても欲しかった意味を得ることができないなど、多くの問題が発生しています。これを解決するには、現場の研究者に近いバックグラウンドを持ち、生物の魅力を共有できる技術者がデータ解析を支援するしかないと考えました。
また、 ヘルスケア分野をはじめとするバイオ関連産業が急成長するためには、 電気・機械・情報等の工学分野を専門とする企業の協力が必要不可欠です。しかしながら、ふたりとして同じ人がいないことと同様に、生物関連のデータはすべて生き物の個性を含んでおり、それらの個性がしばしば工学的アプローチの障害となっています。これを解決するために、生物の個性とうまくつきあうことのできる生物技術者が水先案内人となり、生物への工学的アプローチを成功に導きます。